9月末、学習塾帰りの小4女児が夕刻、路上で通り魔風の男に襲われて負傷するという事件が起こりました。場所は兵庫県たつの市新宮。ここは姫路からJR姫新線で北西に30分ほど入った小さな町で、昨年の市町村合併までは揖保郡新宮町と呼ばれていたところです。
じつは事件の数日前、所用でたつの市に行ってきました。そうめんの「揖保の糸」の由来にもなっている揖保川が町の中央をゆったりと流れ、童謡「赤とんぼ」を書いた詩人三木露風の生まれ故郷であるところから「赤とんぼの里」とも呼ばれるのどかで静かな、どこか懐かしさを感じさせる町でした。こういう町でこうした事件が起こるとは、ちょっと信じられない気がします。
2001年8月に黒磯小2女児誘拐事件、04年3月に高崎小1女児殺人事件、11月に奈良小1女児誘拐殺人事件、05年11月に広島小1女児殺人事件とここ数年、子どもたちが被害を受ける事件が頻発しています。後ろの2つはご存知のように学校からの帰宅途上を狙われたものでしたが、今度はとうとう塾帰り。
いろいろな考え方はあるでしょうがビジネス面からいえば、塾にとってセキュリティはどうしても避けて通れぬ問題になったのではないでしょうか。
Written by PSC
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