またまた塾講師が事件を起こしてしまった。
報道によると、神奈川県の24歳の男性塾講師が3日、自分が勤務する塾に在籍する小6の男女各1名を車で連れ出し、愛知県内の東名高速路上で4日未明、現行犯逮捕されたという。未成年者誘拐容疑。
同講師は過去に3件、類似の事件を起こしているそうだ。
2005年の冬、学校教育ボランティアとして働いていた横浜市内の2つの小学校で計4人の男児を連れ回し、立て続けに解雇。
昨年10月にはやはりボランティア勤務の別の小学校で、同様の事件を起こして今度は逮捕。今年1月、懲役2年6月、執行猶予4年の判決を受けている。
塾側は、同講師が男児に性的な興味を持っていることも、こうした犯罪歴があったことも、まったく知らなかったようだ。採用したのがこの3月。時間もそれほど経っていないせいもあって、いわば騙されて採用、そのまま気付くことなく勤務を続けさせていたという形になる。
騙されたとはいうものの、軽率のそしりはまぬかれまい。
有体にいって塾は職員、とくに非常勤講師を採用するさいの基準が甘すぎるような気がする。
背景に求人難という事情があることは十分に理解できる。
しかし、だからといって、事件が起これば当該塾は致命的打撃を受けるであろうし、頻発すれば塾業界そのものの信用も地に落ちる。
採用時に十分にチェック、加えて採用後もしっかりと目を光らせる。
これ以外に方法はないようだ。
間もなく当サイトでも、こうした人間性を調べる心理診断テスト【MVCL】を、一回ごとに受けられるサービスを開始する。
「入社の際に学力テストのほかに心理テストも行いますよ」というだけでも、不審者の足は遠のくと思うのだが……。
written by PSC
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