ーー新年度に向けた戦略からパンデミック対策まで 白熱した情報交換
2009年度第1回のエイスウClub運営部会と懇親会が2月5日(木)午後1時半より同6時過ぎまで、東京・日比谷にある帝国ホテルにおいて、全国の大手塾、関連企業関係者ら約80人余りが参加して行われた。厳しい経済状況と雇用情勢だが、全国主要塾の面々はいたって元気。「この業界は、あまり不況の影響を受けていない・・・」という意見が多かった。
ただし、この先の見通しについては、いろいろと不安材料はある。「新型インフルエンザ」もその一つで、医学博士でもあるY塾長からは「パンデミックになった場合を想定し、最低でも2週間分の備えが必要」との発言があり、「タミフルやマスクなど起こってから買いに行くのではなく、今から備蓄しておかないと大変だ」と警告した。
月謝の値下げは全国的な傾向だが、一方で「値上げしたが影響はなく生徒数が増えた」とか、「チラシを全廃したが全く影響がなかった」という報告もあり、生徒募集については口コミが主流になりつつある。また、「どうせお金をかけるなら」と、テレビCMを流す塾も増えている。
オプションとしてツールをアウトソーシングする塾が多いが、単なるオプションではなく、生徒定着の主役となる質の高いツールも増えてきて「心強い」と語る塾関係者も多い。今後は月謝体系が大きく変化していく可能性もあり、それについていけない塾は大変になりそうか。
なお、運営部会の実況中継は3月5日発行の『学習塾経営速報』をご覧ください。
豚々拍子
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