恐れていた事態が、いよいよ現実のものとなってきた。
16日に神戸の高校生に新型インフルエンザの感染が確認されてから、瞬く間に大阪市内でも感染者が確認され、17日午前の時点で、神戸市、豊中市の学校では休校が決定している。
学校が休校するという事態に、塾の経営者はどのように対応すべきか。
PS・コンサルティング・システムの小林弘典代表が、自身のメルマガ「塾の実践経営学」の中で、新型インフルエンザの塾での対策方法について、緊急提言をされているので、ここでもご紹介させていただきたい。
以下、5月17日配信の「塾の実践経営学」より。(原文まま)
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新型インフルエンザの感染が確認されました。高校生を中心に急に広がっているようです。神戸・大阪という大都会での感染確認ですので、全国的な拡散も視野に入れておかなければならないでしょう。
そこで問題になってくるのが塾内での予防と、近隣で感染者が出たさいの対策です。
◎塾内での予防1……職員・講師
1)出社時に手洗いとうがいを励行させる
2)残業を極力控え、早めに帰宅させてよく睡眠をとらせる
3)体調不良を訴えるものがいたら自宅待機させ、直ちに各自治体の相
談窓口に連絡を入れさせる
◎塾内での予防2……生徒
1)洗面所に消毒石鹸を用意し、入塾時に手洗いを励行させる
2)体調不良気味の生徒がいたら、直ちに帰宅させる
3)放課後の自習、残り勉強は極力避ける
4)帰宅後の手洗い・うがいと早めの就寝を呼びかける
◎近隣で感染者が出た場合の対策
1)エリア内の学校が休校になった場合、塾も休業する(分教場単位)
2)休業期間中は職員が手分けして家庭に電話し、簡単に指導を行う
3)1週間程度の休業で済む場合は原則、振替は不要。それ以上にな
る場合は夏期講習時に埋め合わせる
直ちに必要なのはこの程度ではないでしょうか。
なお、塾でこうした方針を決め次第、保護者宛、文書で連絡しておくことも忘れないでいただきたいと思います。
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※上記、小林先生より転載許可をいただいております。
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