民間教育連盟会長の森本 一氏が2008年に設立した教育ネットプロダクション「MERIC」が、6月13日(土)、東京・有楽町にある東京国際フォーラムで「学習塾承継秘話」セミナーを開催されました。
今年1月に大阪で同様のセミナーが開催され、業界関係者から大変好評を博したため、アンコールに応えて、場所を東京に移し、内容をさらに充実させた開催となった今回は、第1部でPS・コンサルティング・システムの小林弘典先生が、「加速するM&Aと世代交代」についての講演をされました。
講演の中で小林先生は、「少子化に伴う市場縮小に対する不安感・閉塞感から、今後もM&Aや業務提携は今後も進行する。そして今後、鍵を 握るのは『映像教材』。人件費等のコスト軽減、インフルエンザ等の影響でネットやDVDによる授業で利益を得る方向になっていく」と語っていらっしゃいました。
第2部は、実際にM&Aを経験された、東日本学院・渡辺 剛氏、佑学社・大橋 勝也氏、ホットライン・北村昌弘氏、進級スクール・松岡 功氏、東京個別指導学院・齋藤 勝己氏の5名によるパネルディスカッション「今だから話せる『学習塾承継秘話』」
皆さん、当時体験された状況について、ありのままお話しをしてくださいました。
お話しの中で印象的だったのは、「経営は引き継げても、資本は引き継げない」、「ご自分がこのままやっていくよりも、他の人(会社)がやった方が良くなる」、「理念の一致」といった思いがきっかけとなり、ご自身の塾を承継することを真剣にお考えになったということです。そして、「M&Aが決定してからは、社員の方たちが納得してくれるように丁寧に対応したことによって、現在は業績も上がり、トータルで考えると承継して正解だった」とパネラーの皆さまが仰っていました。
ブラックエンジェル
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