父と母が津波にのみこまれました。
チリ地震津波の経験があるため、すぐに避難所まで逃げましたが、
母は避難所の校庭で車の中で何度目かの津波に襲われました。
運よく車が浮き上がり、そして運よく窓が少しだけ開いていてそこに掴まっていました。
諦めかけたようですが、飼い犬がブルブルと震えているのをみて
気力を振り絞ることが出来、1時間後犬と共に救助されました。
犬に命を救われたのかもしれません。
そしてその犬は、飼い主に見捨てられたのを母が引き取った犬でした。
再会した母はずぶ濡れの車の保険証を私に渡しました。
きっと私が買ってあげた車だから、ずっともっていたのでしょう。
これは私個人におきた、そして奇跡的に助かった単なる一例です。
これ以上辛い現実が東北のあちこちで起こっています。
体育館に避難したため、津波にのまれ、
全員死亡したり、
孫を抱えたまま、避難所前で津波に襲われた方。
そんな現実がたくさん起きています。
まだまだ連絡がとれない、救助が必要な地域が多いです。
仙台市中心部は平静を保っていますが、沿岸部はいまだに安否確認できず、
そして救助を待つ人がいます。
安否の確認が出来ない生徒が多数います。
若林区の荒浜地区では200名以上の遺体が発見されています。
皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。
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