「このままだと日本という国は国際社会から取り残されてしまう・・・」
12月22日の二件の取材で、同じ内容のコメントが得られました。
そのお二人とは、株式会社ナガセの永瀬昭幸社長と歌手の小椋佳さんです。
よくよく考えてみたら、お二人は東大卒という共通点がありました。
また、18日に生まれたという共通点も・・・。
永瀬社長は「夢」にこだわっています。
「自分で夢を見つけられる人になってほしい」というのが、今後の教育環境づくりの一つの大きなテーマとなっているのです。セサミによる「東進子ども英語塾」もその延長線上に生まれましたが、英語が大事なのではなく、むしろ「日本語が大事」と語ります。
そういえば政治の世界にも夢がなくなって、とても現実的なことばかり気になるようになりましたた。教育も予算の関係でないがしろにされてきましたが、教育を最優先課題にしない国家は滅びるとお二人とも考えておられるようです。
小椋さんは「どんどん音楽や体育の時間が減らされている」と嘆く。
「いっそのこと音楽と体育を一緒にやればいい」とも。
つまりは「ダンス教育」音楽に合わせて自分なりの動きをすれば、
それだけ音感が養われる。
「西洋音楽、特にドレミの音階に毒されてしまって、日本古来の音が消えた」
つまり、無限にある音の領域を忘れてしまったのだそうです。
それは「音色」というのだろうか・・・一人ひとりの音色が違っていていいのに、
みんな同じ音で歌う。
個性が大事というが、まるで「個楽」に陥ってしまったように、若者は自分だけで音楽を愉しむ。インターネットも音楽も個人だけで愉しむ時代・・・その先に何があるのだろうか?
はてさて、日本語と日本古来の音と・・・日本人としてのアイデンティティにこだわった教育が求められ、そして高められていくことを願うばかりの今日このごろ。
それにしても、小椋さんの「白い一日」は名曲ですね。
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