※取材塾は匿名としてあります。また、各項目の内容は複数の塾の情報を合体してあります。
今年の夏は、北京オリンピックで盛り上がったが、国家の威信をかけた対抗戦の様相のある昨今、各競技の審判も命がけだ。C塾長はテレビでそれを観ていて、「最近の日本のプロ野球も審判もたるんでいる時をよく見かけるけど、オリンピックも民族性もあるし大変だねえ・・・最近はさあ、サッカーとか野球とかプロ中のプロが選手で出てるから、選手が審判見る目も厳しいよ」
昔から観察力の鋭い塾長は「審判に対する選手の反応を見るのが楽しいし、役に立つ」と語る。塾長はまだ若い時、講師たちが生徒の反応を無視して指導している姿をよく見かけた。それで、生徒の反応を無視しない指導について研修を充実させるようになった。
「あまり生徒の反応ばかり気にしすぎてもイケないんだろうけど・・・無視するのはもっとイケない。子供たちの感覚は鋭いしデリケートだ。自信をもって指導することも大切だが、子供の気持ちを尊重することはもっと大切だと思う。だから、私は研修で講師の『反応力』を徹底的に磨いた・・・」
塾において、講師は生徒の前で絶対的な存在でなければならない。しかし、もっと大切なことは絶対的な「信頼」を得ることだろう。決して、生徒の前で無理を通したり、相手が子供だと思って無視をしてはイケない。
「柔道の審判は凄いね。外国人たちがみんな日本語を使って審判を行うだろう。日本人として誇りだよ・・・しかしそれにしても今回の日本柔道は弱かった。気迫が足りないというか、国の威信をかけて戦うという気持ちに欠けている」
柔道三段の塾長は「ふがいない」を連発。次回のオリンピックで日本柔道の再起を期待している。
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