こんにちは。編集のココロです。
2月18日に野中ともよさんのインタビューに行ってきました。
野中ともよさんといえば、経済界においても有名ですが、NPO法人金融知力普及協会の理事もなさっています。野中さんと聞いて、私が真っ先に目に浮かぶのは、あるときテレビで見たのですが、米国の経済学者、ドラッガーに鋭くインタビューしていた姿です。もちろん英語でです。
今回私塾界では、ファイナンスにとても精通されていらっしゃるので、「お金に関する教育」に関するお話しを中心に取材させていただきました。
今目の前で起きているこの不況はアメリカ発ですが、なぜこのようなことになってしまったのか、そのカラクリについてもレクチャーを受けてきましたが、それを聞いてわかったこと……それは本当に恐ろしいことです。
子どもたち、いえ、子どもたちに限らず私たち自身も、なぜ学ばなければならないのか?
その理由の一つとして、「ダマされない人間になること」という何だか悲しい事実に突き当たってしまいました。
お金はたしかに大事なものではあるけれど、それは単に道具にすぎない。その道具に振り回されているのが私たちの今の社会なのです。
どうやら、時代はまさしく転換期に差しかかっているようです。
最近、勝間和代さんの著書『起きていることはすべて正しい』を読んだのですが、少なくとも今のアメリカ型の資本主義が終わりを告げ、それに代わるシステムをつくることがテーマとなっているそうです。
「持続可能な社会」、これがどうやらこれから先のキーワードになりそうです。
そしてこのことは、今年の私立中学入試でも出題されていました。
こういった問いかけについては、子どもたちの方が柔軟な発想で、我々が驚くようなアイデアを出してくれます。
どうやら、私たち大人たちの方こそ、真の「学び」を必要としているのかもしれませんね。
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