三寒四温。都心の文京地区にあるR社の本社は素敵なデザイン。
ロビーから中に入るとさらにステキなレディーが出迎えてくれる。秘書室はまるでモデル事務所のよう・・・おっとイケない、ついつい仕事を忘れてしまった。
「教育の再生はやっぱり民間からでないと駄目でしょう? しかし、塾業界が協力し合わないといけないね・・・」
美しい日本を目指し、教育再生を掲げ、お坊ちゃん政治からの脱却を密かに図る、血糖の良すぎる・・・おっとイケない、ついつい自分の血糖値のことが頭にあった・・・そう血統の良すぎる「彼」とその「仲間」がワケのわからない教育再生をはじめている。
「日本のこどもたちをこのままにしてはおけませんよ。受験勉強だけで社会に出たらリーダーにはなれないし、そのまま世界に出したら何もできなくて恥ずかしい限りだ・・・」
塾の協会が各地にあるが、全体で協力して何かやったということはあまりない。一昨年の塾内殺傷事件の際にも各塾が危機管理を徹底したが、業界全体としてのメッセージは明確には出せなかった・・・「私塾界」がキャンペーンを張っても、各地で反目し合う塾がまだかなりあるからだ。
今回の教育再生は公教育だけの為であることが、ノーベル賞を受賞したこともあるエラい学者センセイの「塾不要論」ではっきりした。
「塾は徹底したエリート教育もしなくちゃいけないし、子どもたちそれぞれの個性を育んで才能を伸ばしてあげなくちゃいけない・・・」
大人の為の社会・・・大人の為の博物館や美術館、そしてスポーツではなく、子どもたちが直に触れられる美術品を展示した美術館や子どもたちと直接触れ合う機会の多いサッカーチームなど、R社の理想とする方向性は明確だ。
「小児科が減っていますが、子どもが安心して通える病院をつくりたい。全国どこからでも自分に合った先生に指導が受けられるようにしてあげたい・・・」
M&Aもいくつか検討されているらしいが、ここでは言えない・・・聞いたような気もするが。塾の取材というのは、聞いた話の半分を書いて読者に満足してもらう奇妙な仕事だ。このブログで残り50%の半分が理解してもらえたら、それで書く価値があるのかな???
written by DAMEN
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