慶応大学と共立薬科大学が2008年4月を目途に合併というニュースが飛び込んできた。
独立行政法人化された国立大学同士を除くと、この種の話は09年4月合併予定の関西学院大学と聖和大学についで2例目だ。
吸収合併される形の共立薬科大も聖和大もそうは言っていないが、少子化の影響による入学者減が経営を圧迫すると判断したためであろう。将来を見据えた賢い選択と賞賛されてよい。
大学・短大進学率が50%を超えても、実は大学・短大への入学者は減少傾向にある。ピーク時の1993年には809,926人いた入学者が今年は578,125人。
これではかれらも苦しかろう。
4年制ではこの8月に福岡の東和大学が09年度をもって閉学を決定、短大ではつい先日、姫路の賢明女子学院短大と小樽の小樽短期大学が08年3月に廃校予定と報道された。
大学・短大にとっては本当の冬の時代がこれからはじまる。東京6大学がいつの間にか3大学になっていた、なんて日がくるのかもしれない。
Written by PSC